し ご と

しごと内容

作業道敷設

誰も立ち入らない森の中に道が入るだけで
驚くほどおもしろくて恵みのある空間に化ける。

そんな道がずっと使えるように
そして山を壊さないように
丁寧に道をつくります。

笹刈り

むかし 山の木はほとんど伐られた。
そのときから林床には笹ばかりが生い茂り
木がいくら種子を飛ばしても育たない。

木の苗を植える代わりに笹を刈れば、
無限に実生が育ち、競い、立派な木が育つ。

枯損木の除去

長年放置されたカラマツ人工林は枯死木だらけ。

放置すると事故や病虫害の原因になる。

こんな普通なら捨てるところも使いたい。

木材以外の資源利用

シラカバ、ウダイカンバ、その他樹皮、根の利用

きのこ、山菜、笹茶など

日々、試行錯誤しています。
インスタグラムでは最新の試みや活動内容を発信しています。

目指している施業スタイル

僕の考える自然を守る持続的な林業は、植えない林業と言い表すことができます。
針葉樹の苗を植えないことに現行林業との差異が最も大きく現れているからです。

植えない林業には大きく二つの特徴があります。

①黒字経営で持続的
当たり前のことですが、現行林業ではうまくいっていません。
破綻しそうになっては新たな補助金が投入されるということが続いています。
国の政策に問題があるという見方が多いです。

②森林保全で持続的
自然あっての人。
自然を保全しながら利用する方法を考えないと、結局自分の首を苦しめることになる。
すでにその傾向は至るところに現れています。

二つの特徴について、もうすこし具体的な説明をしましょう。

①黒字経営で持続的 低コスト細かい施業

  • 植林・育林コストをかけない
  • 需要が無いときは無理して伐らない
  • 最低限の機材で繊細かつ丁寧な施業
  • 長持ちする作業道を作るから、いつでもアクセス可能
  • 多様性が高いから、他の森林資源にも期待できる

②森林保全で持続的 多様な森を活かす施業

  • 皆伐しない
  • 多品種・多階層で多様性が高く、壊れない森になる
  • 土砂崩れするような一時的な道をつくらない。
  • 表土をはがさない

今後について

2021年現在、自然下は団体「ほくりゅう里山クラブ」と協力しながら事業を実施しています。
また「ほくりゅう里山クラブ」は林野庁の森林・山村多面的機能発揮対策交付金を受給しています。

しかし交付金の受給はあくまでもスタートアップ資金としての利用が目的です。

今後、自然下は交付金や補助金に頼らない植えない林業を実現させていきたいです。

最後に、同じ価値観を持つ方はぜひ、遊びにきてください。
たくさんの仲間と知り合えることが何よりの力になります。